<   2005年 01月 ( 19 )   > この月の画像一覧

自衛隊は撤退を・イラク市民の声

 
昨年2月から半年間、名古屋大学病院で研修医として、医療技術を学び、8月末にイラクに
帰国したバグダッドのセントラル子供病院、モハメド医師からのメール。

一部を転載
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親愛なる友人へ

現在、かなり多忙なのですが、日本人男性の誘拐・殺害事件の背景を説明しなければい
けないと思っています。

イスラム教の指導者たちの調整が機能していない状態にあり、事態は最悪です。その原
因は、ほとんどの指導者が刑務所に送られ、残りはイラク国外に逃げてしまったことで
す。

だから、イラク国内には、アメリカ軍のための軍隊か、テロリストしかいないんです。

私たちの現状を想像できますか? お金のための軍隊か、米軍をイラクから追い出すため
の軍隊しかいないのです。 

もうイラクに日本の人を送らないでください。バグダッドで私たちは、より困難な生活を
送っています。毎日、バグダッドの市民に対して、3~4回の爆撃が行われています。昼
でも夜でもです。とくに早朝に爆撃されます。

アメリカ軍の戦車が一日に何度もハイウェイを通過し、よく彼らは攻撃されます。だか
ら、ハイウェイを使うことができません。ハイウェイで攻撃に会う可能性がきわめて高い
ので、緊急事態でない限り、誰もハイウェイを使いません。 

また、イラク国軍はアメリカ軍に指揮され、彼らの命令下で働いています。だから、彼ら
も攻撃の対象にされるのです。不思議に思ったかもしれませんが、先週、ディアラで49人
ものイラク人兵士が殺されたのは、このためです。

さらに、イラク国外に逃げようとした、医者や科学者も殺されています。イラク国内にい
るイラク人も殺されるかもしれないという脅威にさらされています。とりわけ特別な立場
にいる人、例えば政府機関で働いている人や特定分野で有名な人にとっては、その危険性
がより高くなっています。

 もちろんのこと、外国人が殺される確率は、それよりも高くなっています。だから、全
ての日本の方に、自重してイラクから離れることをお願いしています。

そして、日本軍の早期撤退をお願いします。イラクの状況はより悪化していくので、軍人
だろうと安全ではなくなるでしょう。彼らの命も守ってください。


続きはこちらに


http://reishiva.exblog.jp/783256/






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by pace2005 | 2005-01-31 17:24 | イラク情勢

米軍バクダッドは市内支配権も喪失している

□ビデオ 路上爆弾の攻撃を受ける装甲車 [バスラ・ネット]

・以下のリンク先では,路上爆弾の攻撃を受けて
 横転する装甲車の映像を見ることができます。

日時は2005年1月13日のようです。


http://www.tetsuson.org/2001/tetsuon/tmp/up0759.mpg
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撮影された場所は不明ですが、しかし米軍は日夜このような攻撃に晒され、既にバクダッドの一部支配権を喪失しているようです。

殺された日本人人質香田さんの遺体はバクダッドハイファ通りで見つかりましたし、そのハイファ通りはバクダッド中心部・しかも米軍管理地域の近くだそうです。

さらにハイファ通りでは米軍のブラッドレー戦闘装甲車両が爆破され、ザルカウイ氏の軍団の旗を振る市民が出現するのがメディアによって目撃されています。
http://www.geocities.jp/urknews/Haifa_street.html

また最近は米軍管理地域でも誘拐や爆弾事件が発生するなど、もはや米軍はバクダッド市内全体の支配権すら失いつつあるのです。


しかし日本のいい加減メディアのお陰で、イラクで今何が行われているのか我々は知ることがほとんどできません。
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by pace2005 | 2005-01-29 12:43 | イラク情勢

「イラク報道捏造病」に罹患しても懲りない人々

最近一部のプロ奴隷とよばれる偏狭な右翼思想にとりつかれた人々が、NHKへの自民党政治介入に関して、必死に朝日新聞を攻撃しようと試みているようです。

そして「朝日新聞の記事は捏造だ」と大騒ぎしています。その現状をみるに去年のこの事件を
思い出しました。


佐々木ウィルスによる「イラク報道捏造病」アウトブレイク



この話ご存知ない方に説明しますと「東京財団」の佐々木氏という方が

『日本の左翼メディアがイラク報道を捏造している』

という論文をネットに掲載したことから、プロ奴隷とよばれる偏狭な右翼思想にとりつかれた人々が大騒ぎをはじめたという事件でした。しかもどうやら裏をとると佐々木氏の主張の方が怪しいということが判ったのでした。


更にその「東京財団」という組織事態も怪しいのです。

(以下阿修羅掲示板より引用)
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勝共連合というのは、統一協会と児玉誉士夫、笹川良一、岸信介らが結成したものであり、それは次のようなものである。

国際勝共連合会はWACL(世界反共連盟)から派生したものであり、このWACLは、ヤロスラフ・ステッコがその礎を築いたという。彼はウクライナの革命家であったが、ナチスに捕らえられると転向をし、ユダヤ人虐殺にも手を染め、反ボルシェビキ国家連合(ABN)という反共団体を結成し、それがWACLにつながっている。

日本の勝共連合は、その設立と、発展とも、自民党及び財界の首脳たちが中枢の人間として関ってきた。そして、その勝共連合の関係者の連携者として、日韓米の軍部、CIAがあった。政党では特に民社党が「シンパ野党」として深いつながりをもってきた。この「隠れ自民党」(民社党)は、財界や、戦犯の人脈も「本家自民党」と重なっているらしい。

また、マスコミも「サンケイ」「日経」「読売」らを筆頭順に勝共連合に深く関っており、それは「朝日」や「毎日」も程度の差こそあれ例外ではなかった。

勝共連合が中軸となって推進した「スパイ防止法」(国家秘密法)案が浮上したとき、その問題の本質が言論と思想の弾圧と、市民の支配にあったにもかかわらず、総じてマスコミが問題の大きさと比して、穏やかであったのも偶然ではなかった。

これらの勢力は、改憲、軍拡、文字通りの管理社会化、さらなる私物国家化の推進を、数十年の単位で多方面で行ってきており、これまで多くのマスコミが日本の政官財マスコミの問題として日々歳々あげつらってきたものがほとんどそれらの副次的、表層的、ゴミ溜的なものであり、正鵠を射たものではなかったことが判然としてきた。


事実とニュース[2]
投稿者 くま
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東京財団ホームページ
http://www.tkfd.or.jp/profile/board/index.shtml



そしてホームページより東京財団とは日本財団の関連団体である事がわかります。
もちろん日本財団の旧称は船舶振興協会。あの競艇の元締め団体であり、先の文章にも登
場した右翼の大物、故笹川良一氏が設立者。
そして東京財団の現トップ日下公人氏も極右の文化人として有名。
さらに競艇といえばあの地震被災民を罵倒した曽根綾子氏が会長。


そういう組織が出す情報をプロ奴隷たちは鵜呑みにして大騒ぎしていたのです。今回も既に中川、安倍両氏の矛盾した言動が明らかになっているにも関わらず、筋違いな朝日新聞叩きにはしるブロ奴隷達。過去を直視しないものには進歩はないのでしょう。









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by pace2005 | 2005-01-28 17:23 | とんでもない人達

ファルージャ戦記

2004年11月9日

1 『ファルージャ侵攻前、住民から略奪した馬で戦車を作り
  ローマ軍の真似をして遊ぶ米兵』
 
http://www.iraqpatrol.com/php/index.php?s=
8aa7365044fa2dba18c62c595f654cd0&showtopic=5933



2   「イラン国営ラジオ」より
http://www.irib.ir/Worldservice/japaneseRADIO/news.sun.htm#5

・・・ アルアーラム・チャンネルによりますと、7日日曜、イラクのファルージャ上空
を飛行中のアメリカ軍戦闘機が、武装グループの砲撃により撃墜されました。

これを受けてファルージャでは、アメリカ軍と武装グループとの間で戦闘が繰り広げられ
ました。

情報筋は、ファルージャへの空爆と両軍による激しい戦闘状況を伝えています。

アメリカ軍はこの戦闘で、武装グループを標的にしていると主張していますが、病院筋
は、同軍の攻撃で数多くの女性や子供たちが死亡していると報告しています・・・





3 「英国BBCの戦場レポート」

http://news.bbc.co.uk/nolavconsole/ukfs_news/hi/nb_wm_fs.stm?clippos
=0&clipurl=http://news.bbc.co.uk/media/
news_web/video/40500000/nb/40500193_nb_16x9!asx&title=
US%20forces%20begin%20Fallujah%20assault&wintype=
normal&rhs=http://news.bbc.co.uk/nolavconsole/ukfs_news/
hi/newsid_3990000/newsid_3990300/nb_wm_
3990345.stm&cs=news&fsname=nb_wm_fs&bw=nb

非武装の病院へ突入し、スタッフに銃口を突きつける米軍と傀儡イラク軍兵士動画。
AFP通信の従軍記者によると、米海兵隊の装甲車がイラク軍の第36奇襲大隊を総合病
院まで運んだとのこと。途中でイラク兵に装甲車ごと脱走されてはたまらないので監視役
の海兵隊か。



4 『CNN』の報道
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200411070002.html

イラクで反米・反政府武装勢力の拠点とされる中部ファルージャに対し、米海兵隊がイラ
ク治安部隊と合同で総攻撃を準備する中、総攻撃の計画内容について説明を受けたイラク
治安部隊の中隊長が、4日夜から行方不明になっていることが分かった。米軍は、この中
隊長が作戦内容の書類を持ち出して脱走したものと見ている。




5【バグダッド8日共同】
・・・米軍が占拠した病院の院長は「米軍の病院支配は正しくない。抵抗勢力への医療支
援を止めようとしている。彼らは病院が誰のものでもないということが分かっていない」
と批判した・・・





6 『抵抗勢力側の発表』
 http://www.islammemo.cc/news/one_news.asp?IDNews=49187 
ファッルージャの聖戦士評議会のアブー・アサド議長は、「抵抗戦士たちは米占領軍に対
する情報戦争の一環として、8日朝にファッルージャノシナーイー地区で捕虜にした複数
の女性兵士を含む米兵36人を撮影した」との声明を出した。

 「撮影したテープをアルジャジーラとアルアラバビーヤ各衛星テレビ局に渡したが、放
映を拒否した。そこで聖戦士たちは、市内に配布するためこのテープをディスクに収める
ことを決めた。





7 『ファルージャ・爆撃の下で』

アルジャジーラの報道写真などを元にしたファルージャの様子。

http://www.alchahed.net/fal071104.htm






☆2005年1月25日 火曜日 Tuesday, 25 January 2005☆



http://www.freeml.com/message/organizer-news@freeml.com/0000765

URUK NEWS イラク情勢ニュース        (転送・紹介歓迎)
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[飛耳長目録 today's news list] 
 ☆レジスタンスはファルージャで勝利宣言、他の戦場へ移動
     イラク・レジスタンス・レポート 1月23日


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☆★レジスタンスはファルージャで勝利宣言、他の戦場へ移動
  Iraqi Resistance Command proclaims Victory in al-Fallujah,
  evacuates city to fight elsewhere.
Iraqi Resistance Report for events of Sunday, 23 January 2005
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http://www.albasrah.net/moqawama/english/0105/iraqiresistancereport_230105.htm

 ファルージャにいるイスラム・メモの通信員は23日、イラク・レジスタ
ンスが22日土曜日の夜、市内南部から引き揚げる戦術上の決定を
おこなったと伝えてきた。その地域の大部分は、2004年11月8日に
始まったアメリカ軍の猛攻前から彼らが掌握してきたところでである。
レジスタンスは、ここ2日間の激戦で奪い返したシュハダ地区、ジュバ
イル地区、ナザレ地区の一部から撤退しつつあり、ファルージャの南
部からも引き揚げることを決定した。





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by pace2005 | 2005-01-27 12:59 | イラク情勢

中川"年金未納21年"昭一氏ついに自白す


▼中川昭一オウンゴール&ゲームセット

フジの報道番組 (報道2001、ニュースJAPANなど@2ちゃんねるマスコミ板
http://society3.2ch.net/test/read.cgi/mass/1103869094/ より抜粋。

179 :フジテレビみたか?:05/01/23 09:00:49 ID:C8zbjU2k

フジテレビ報道2001(中川発言)

…放送法に基づいて公正公平にやってくださいと、指摘した。…

…放送内容について説明を受けた。


((わざわざ)放送後に説明を受けたんですか?と突っ込まれて))…

…放送前に会ったか会わなかったか記憶に無い。…


中川も、語るに落ちたな。自らNHKに指摘したことを自白してしまった。もう、中川の説明は支離滅裂、肝心なところは記憶に無いだと(大笑)。

それに、やっぱり共産党や北朝鮮の謀略説がでてきましたw。
ここで、捏造とか、でっちあげとか騒いでる奴はフジテレビの報道2001のビデオを見ろ!どう、ひいき目にみても、朝日の報道のほうが正確じゃないか。


190 :文責・名無しさん :05/01/23 09:13:32 ID:Txe50xIH

今日の中川さん、実況で非難ごうごうだったけど何が問題だったの?
記者と雑談で話したとか言っただけで肝心の圧力問題は完全に白だったじゃん。

191 :文責・名無しさん :05/01/23 09:14:40 ID:C4pyQInM

>>190

事後にしか会っていないという主張を崩す自白をした以上、白とはいえない。


194 :文責・名無しさん :05/01/23 09:19:03 ID:C4pyQInM

>>192

面会時に、検討中だと言って来たと言ったんだぞ?放送後なら、検討しましたとなるはずだ。
無自覚に、ゲロしてしまったんだから、これは、情勢を一気に動かす証言だ。

198 :文責・名無しさん :05/01/23 09:21:58 ID:3MFe3PPn

ったく検討中発言はなぁ・・・
中川さん あんな簡単に釣られちゃうんだもん 本田とのやり取りも目に浮かぶよ

199 :文責・名無しさん :05/01/23 09:22:22 ID:cFZhfIiA

事前にあってなきゃ、あの言葉は出てこないな。
しかしそれ以上に感じたのは
「中川の話全部、信用できるのか?」ってこと。
なんか相手の誘導にはまりまくってるし・・・。

あんなんで経済産業大臣なんかやらせて大丈夫なのかと不安が・・・。

245 :文責・名無しさん :05/01/23 10:41:08 ID:SoHdzgKk

コピペだが、今日の報道2001での中川祭り

報道2001でフジは自分側と安心したからか中川大爆発w
やっぱこいつはダメだw
安倍はともかく、中川は朝日の誘導無しにインタビュー通りの事を言ってるなw


フジアナ
「NHKの方と合われてどんな話しをされたんですか?」

中川
「女子の方を紹介されて、この人は誰ですか?と聞いたら番組ディレクターですと言われ
今こういう番組をこのような形で検討しています、と言われた」

フジ
「えっ?放送後に「検討しています」はおかしくないですか?そんな事いう必要ないですよね」

中川
「えっ、あの、それは、あれ・・・」

フジ
「放送前ならともかく放送後に検討としている番組とは・」

中川
「あの、それは、私も記憶がはっきりしてるとこと曖昧なとこがありまして」

フジ
「どうなんですか?」

中川
「あれ・・・その・・・こういう放送がありました、と言われたんですかね」

・・・ゲームセット。(@∀@) 


(下記より一部転載)
[ブログ・Click for Anti-War]
2005-01-24 中川昭一的こころ~オウンゴール~
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さてどうやら中川昭一氏は自らのNHKへの政治介入について「自白」を行ったようです。ちなみにテレビではなく新聞紙面でも彼の矛盾した行動は既に明らかになっていましたが。詳しくは下記をご覧ください。

・朝日記事に見る「安倍"留学歴詐称"晋三、中川"年金未納21年"昭一 発言の変遷」







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by pace2005 | 2005-01-26 01:05 | 自由と民主主義

日本放送協会会長へ公開質問状

公開質問状(2005年1月21日)

日本放送協会会長 海老沢勝二様



先週来、NHKETV2001シリーズ「戦争をどう裁くか」の第二夜、「問われる戦時性暴力」(2001年1月30日放映)の番組内容を巡る政治家の介入が問題になっております。当事者である安倍晋三自民党幹事長代理は、番組放送前の1月29日にNHK側の複数の人物と会っていることを認め、「公平・公正な番組にしてくださいとお願いしただけ」と話していますが、この件に関しては数々の疑問が浮上しております。

一方、1月18 日付け毎日新聞、朝日新聞は、自民党の議員連盟「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」が「放送前に議連幹部の多くがNHK幹部に面会を求められ、番組について説明を受けた」という古屋会長談話を報じました。これは、放送前に複数の政治家にNHKが番組内容を説明し、政治家の「意見」を聞いていたことを指し示しています。

これまでNHKは関根放送総局長の「見解」や、当時放送総局長であった松尾武氏の「コメント」を発表し、政治家の圧力否定を続けていますが、これらは異常な改変について何ら説明するものではありません。

いうまでもなくNHKは国民の受信料で成り立っている公共放送であり、数々の疑惑を明らかにし、国民の疑問に答えることはNHKの責務です。私たちは、NHKが勇気と決断を持って国民の前に全ての真実を明らかにすることを強く願い、以下、公開質問状という形をもって質問いたします。

<安倍氏との面会について>

1、1月29日に安倍氏と会うアポをとったのは誰か? また、誰に対して、どのような用件(予算関係のことだけか?)を理由としてアポを入れたのか? 

2、この日、安倍氏に会ったのは誰か? 政治家とNHK側双方の名前を正確、明確に。

3、この日の面会場所はどこだったのか? また、何時から何時まで会ったのか?

4、安倍氏はNHKが「説明に来た」と話しているが、なぜ、放送前に、しかも放送日の前日という直前に、番組の内容について「説明」しなければならなかったのか?

5、安倍氏はNHKの「説明」に対し、「公正・公平な番組にしてくださいとお願いした」と話しているが、これは、安倍氏が番組内容の説明を聞いて公正・公平ではないと思ったから意見を伝えたということになる。安倍氏は、29日の時点で、秦郁彦氏のインタビューが入ったことなどを知っているが、それら安倍氏の発言からして、この日のNHKの「説明」とは、様々に「編集」した結果、こういう番組になったと「報告」したものと受け取れるが、事実はどうか?

6、また、NHKの「説明」に対して、安倍氏ら政治家から他にどのような意見を言われたのか?

7、安倍氏は中学歴史教科書の「慰安婦」に関する記述を問題だと考える「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」(代表:中川昭一氏)の元事務局長をつとめ、「慰安婦」問題に対し否定的立場にあり、また2001年1月当時に官房副長官という要職にあった。その安倍氏に放送前に面会し特定の番組に関して「説明」すること自体、放送法に反し、「公平・公正」「不偏不党」に反するとは考えないのか?

8、以上の一連の行為は、放送法に触れるものだとは考えないのか?

<「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」所属の国会議員との面会について>
9、番組放送前にNHKは「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」の「多くの幹部」に面会し、番組の内容を説明したということは事実か? そうであればそれがいつで、どのようにアポをとり、どこで面会したのか? また、面会をした理由は何か? さらに面会したNHK側と政治家は誰であったか、どのような話をしたのか?

10、29日の事実関係を見ても、29日以前にも政治家とコンタクトがあり、番組内容について政治家からクレームがついていたことは明らかである。29日以前に、いつ、誰から、どのような「意見」がNHKに伝えられたのか?

11、放送前に、「慰安婦」問題に否定的な立場を明確にしている国会議員・政府要人に「面会」を求め、わざわざ番組内容について「説明」すること自体、政治家との癒着であり、不正常な関係だと考えないか?
<政治圧力について>
12、以上のような政治家の発言に対してNHKは「圧力ではない」と言っているが、こうした行為が放送法に触れるものとは考えないか?

13、NHKがいう「公平・公正」「不偏不党」とは何か?

14、朝日新聞の報道(1月18日朝刊)によると、28日に44分の番組ができていたが、安倍氏に会った29日に判決のナレーションカットなどが行われ、30日に1分カットの43分バージョンが完成。ところが、放送当日の30日夕方、更に3分カットが制作現場に「業務命令」として伝えられ、結局、本来44分で放送されるべき番組が40分番組として放送されたとある。このような「編集」が通常の編集作業を逸脱するものであることは、NHK関係者も述べているところであるが、この間の経緯について、前述の経過に誤りがあるか? あるとしたら、それはどこで、事実はどうであったのか?

15、この間の経緯などについては、総合企画室が海老沢会長宛てに出した「報告書」が存在しているというが、改ざんされない報告書を国民の前に明らかにするべきではないか。

16、長井氏の記者会見の後、NHKは関根放送総局長名で「通常の編集を行った」と言い、政治家の介入はなかったと圧力を否定するコメントを出したが、これを断定するために、どのような調査を行ったのか? 

17、このようにNHK、安倍氏、報道サイド、内部告発者、それぞれの立場から異なる「事実」が語られている以上、外部の第3者機関による真相究明の調査が必要と思われる。こうした調査を受け入れる気持ちはないのか? 

18、これだけ社会的に大きな問題になっていてもなお、海老沢勝二氏が会長を辞任しないのはなぜか?

NHKが真の改革を進めるためには、これまでの政治家との不正常な関係を正し、本来の公共放送としてあるべき姿を、NHKが取り戻すことです。そのためには、政治家の反応ばかり気にしていた姿勢を改めて視聴者、国民に真に向き合い、今回の事件にまつわる全ての疑惑に対して、事実を隠蔽することなく、権力に臆せず勇気と決断を持って全ての真実を語らねばなりません。これ以上、国民、視聴者の信頼を損ねる行為を続けていくとしたら、それは自ら、憲法が保障する「表現の自由」「報道の自由」を放棄することであり、ジャーナリズムの自殺行為です。
以上の質問に対して、1月25日までに回答いただきますよう、強く求めます。

2005年1月21日
「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク
(VAWW-NETジャパン)


※先日海老沢会長は辞任しました。この公開質問状について答える事も無く。あれほど辞任を渋っていたのに、この時期に辞めるとは。何かあると感じるのは私だけではないと思います。今回の騒動幕引きを狙ったのでしょうか。

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by pace2005 | 2005-01-24 01:12 | 自由と民主主義

米軍を野放図にさせるホテル・ジャーナリズム

URUK NEWS イラク情勢ニュース        (転送・紹介歓迎)
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2005年1月20日 木曜日  Thursday, 20 January 2005


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☆★米軍を野放図にさせるホテル・ジャーナリズム
  Hotel journalism gives American troops a free hand
  By Robert Fisk  01/17/2005 The Independent
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インフォメーション・クリーニング・ハウス
http://www.informationclearinghouse.info/article7718.htm

 1月17日 インディペンデント:

 ホテル・ジャーナリズム」としか言いようがない。バグダッドにいる
西側報道陣はイラクの街や諸都市を歩いて取材するよりは、滞在す
るホテルからニュースを送る傾向がますます強まっている。

 なかには、どこに行くにも武装した西洋人の傭兵を雇って同行させ
ている者もいる。少数の者が現地支局にいて、編集局は彼らが事務
所から外出するのを許さない。

 ほとんどは、パート・タイムの記者としてイラク人「特約記者」を使っ
ており、彼らがアメリカ人やイギリス人ジャーナリストのために命がけ
で取材をおこなっている。そして米・英軍に「エンベッド(埋め込み)」
取材するのでなければ、何日もかけて準備することなしに誰も首都
の外へは取材旅行を企画することができない。

 それほど現場から離れて制約を受けたら、戦争を記者が取材する
ことは、あったとしても稀(まれ)なことだ。西側ジャーナリストのなか
には、バグダッド滞在中に、一度もホテルの部屋から外に出なかっ
たものさえいる。

 西側ジャーナリストへの脅威はそれほど深刻で、一部のテレビ局
は記者と取材陣をまるごと撤退させつつある。西洋人(および多くの
アラブ人その他の外国人)が誘拐され殺害される混乱のなかで、こ
の戦争を報道することは不可能に近づきつつある。

 それでもゲリラに掌握される表通りを怖々と移動しながら、バグダ
ッドから記事を送っているイギリスとアメリカの新聞社は多くはない。

 1990年代にアルジェリアで荒れ狂った戦争では、少なくとも42人
の現地記者が殺害され、1人のフランス人カメラマンが撃たれて死
んだ。しかしアルジェリアの治安部隊は、まだ、記者に最低限の防
護を提供することができた。だがイラクでは、彼らは自分たちを守る
ことさえできない。アメリカ軍が撤退したあとは引き継ぐのだとアメリ
カ軍に景気づけられた警察とイラク国家警備隊にも、ゲリラがずい
ぶん浸透している。

 有人の検問所には警官が詰めることになるだろうが、警官が誰の
ために仕事をするかが今なお不明なのだ。バグダッド市内と周辺で
任務を遂行している米兵は、ちょっとした不審行為でも一般市民に
発砲する無規律さゆえに、イラク人からも、「エンベッド」でないかぎり
は西側記者からも敬遠されるようになっている。

 そこで質問である。 記者の生命に何の価値があるのか?

 記事には危険をおかすだけの価値がないのか?

 そして、もっと倫理的な見地から、なぜもっと多くの記者が、みずか
らの置かれている制約について記事を書かないのか?

 2003年の米・英によるイラク侵略の時期、編集者は記者が受け
ている制約について語ることによって、サダム・フセインのイラクから
届けられた特報であることを強調した。しかし今では、われわれの行
動は多くの制限を受けているが、記事に伴う「警告」のようなものは
ない。だが多くの場合、視聴者は記者が自由にイラク中を取材して
まわれるという印象を抱いたままである。

 バグダッド滞在中の年季の入ったアメリカ人記者は、「このような
状況では米軍も幸いだとは言いがたい」と、指摘した。

 「彼らは、もし無実の市民の家を爆撃しても、それは『テロリスト』の
拠点だったと言い張ることができる。彼ら(米軍)はわれわれにイラ
ク国内を動き回られたくないし、それで彼らにとっては『テロリスト』の
脅威が重要ニュースとなる。彼らは600~1000人のゲリラを射殺
したと言うことができ、われわれは墓地に行くことも病院を取材する
こともできないので、それをチェックする方法がない。われわれは誘
拐されたり、ノドを切られたりしたくないのだ」。

 こうして多くの記者は、今や、情報を得るためにはホテルの自室か
らアメリカ軍またはイラク「暫定」政府に電話することを余儀なくさせ
られる。そうして、旧大統領宮殿の周囲にできたバグダッドのグリー
ンゾーン内にいて、記者たち以上にイラクから隔絶している男女か
ら、「事実」を受け取るのである。さもなければ、アメリカ軍に「エンベ
ッド」取材する記者から記事を受け取るのである。必然的に、彼らは
アメリカ兵の側に立った記事しか書かない。

 確かに、それでも、バグダッドの街に出て記事を書くことは可能で
ある。しかし、われわれのなかでそのようにするのは、ますます少数
になっていて、やがて価値のある記事と生命の危険を天秤にかけな
ければならない時が来るかもしれない。

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□□□□□ □■  □□□□□ □■  □□□□□ □■ □
※ URUK NEWS イラク情勢ニュース (webサイト) 
    http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/  
※ イラク・レジスタンス・レポート
    http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
★リンクを貼っている方は、新しいURLに貼り直してください。

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by pace2005 | 2005-01-22 01:05 | イラク情勢

UNHCRが難民認定してる人を強制送還!

東京新聞
「再収容のクルド人父子送還 国連認めた難民では初」
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に難民と認められたが、日本政府に難民認定を拒否されたトルコ国籍のクルド人父子が十八日午後、トルコに強制送還された。UNHCRによると、日本政府を含めて難民条約を締結している先進国で、国連が難民と認めた人が本国に強制送還されたのは初めて。

この父子は埼玉県川口市に住むアハメット・カザンキランさん(49)と長男ラマザンさん(20)。カザンキランさん一家七人は、一九九〇年代の後半から相次いで来日。法務省に難民認定申請を繰り返したが認められず、昨夏には不認定に抗議し、別のクルド人家族とともに東京の国連大学ビル前で座り込みを続けていた。父子は仮放免更新が認められず十七日、東京入国管理局に再収容されたばかりだった。

法務省入国管理局は「国連が難民と認めたとしても、それには法的拘束力がないとする司法判断がある」と話した。

UNHCR駐日地域事務所のナタリー・カーセンティー首席法務官は「法務省には再収容に反対する文書を十八日に出したばかり。大変遺憾でこれが前例になることを懸念する」と話した。


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UNHCR
前例のない難民の強制送還に懸念

2005年 1月18日
国連の難民援助機関であるUNHCR(国連難民高等弁務官)事務所は、「UNHCR事務所規程」によって難民と認定されたクルド系トルコ人2名の、前例のない送還について憂慮している。日本政府は、1月18日、UNHCRおよび人権団体からの最後の要請にもかかわらず2名の難民をトルコに送還した。

UNHCRは火曜日、法務大臣に送付した口上書の中で、日本政府に対して難民を送り返さないよう要請するとともに、このような措置は国際難民法上で禁止されている「ルフールマン(迫害を受ける危険性のある領域に人を送り返すこと)」の行為にあたると指摘した。

UNHCR はこれらの難民の第三国定住を求めて方策を講じていると述べてきた。送還されたのは、クルド系トルコ人とその21歳の息子である。妻と他の3人の子どもも同じ処遇に直面しつつある。UNHCRは、送還は国際法上、日本政府に課された義務に反するものであると見なしている。また、今回の送還は、前例がなく、海外にいる難民や災害被災者に対する日本の人道援助とは相容れないものである。

送還された2人には、日本に滞在するための法的な救済措置はすべて尽きてしまっていたが、UNHCRは難民であると見なしていた。UNHCRはこれまで彼らのために介入を行っていた。

今日まで日本政府は、このような難民に対しては、UNHCRの任務に従った日本での定住かケースによっては第三国定住などの恒久的な解決策を追求する可能性をUNHCRに提供してきた。執行された「ルフールマン」は、この慣行からの憂慮すべき逸脱にあたる。



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アムネスティ日本発表ニュース
(2005年1月18日)

日本:クルド人父子の送還に抗議する
AI INDEX: --- --/---/2005

アムネスティ・インターナショナル日本は、本日、トルコ国籍クルド人の父と息子が日本政府により強制的に送還された件につき、重大な懸念を表明する。

父子は、トルコでの政治的迫害を逃れるため、日本に居住している難民条約上の難民として、国連難民高等弁務官事務所からも認定(マンデート難民)を受けていた。今回の送還は、こうした事情すらいささかも考慮しておらず、難民条約35条に規定されている協力義務をも放棄したものと看做しえる。

「マンデート難民」の認定を受けた人が、その自発的意思によらず送還されたのは、今回がはじめてである。また、父子は17日午前中に品川の東京入国管理センターに収容され、その翌日の18日午後に送還されていることから、送還手続きが極めて異例の速さでおこなわれている。

日本政府は、トルコ系クルド人について、トルコ国内でクルド人に対する人権侵害が続いているにも関わらず、現在までに一人も難民として認定していない。

父子は、日本に家族とともに居住していた。今回の措置はこの家族を分離させただけではなく、家族も含めて今後の危険に身を晒させる結果となる。

アムネスティ・インターナショナル日本は、日本政府に対し、父子の送還後の結果に責任を持ち、二人の身の安全を確保するとともに、残された家族に対しても適切な保護措置を講じるよう要請する


アムネスティ日本


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※TBしていただいた先に見逃していたニュースがありました。国連の機関が難民と認定したクルド人を何と政府が強制送還したようです。はたしてこういう国のあり方で良いのでしょうか。移民を大量に受け入れるのは社会的混乱という恐れもあります。しかしたった一人のしかも国連の機関が難民として認めた人間を強制送還するとは。非常に人道的見地に外れた行為でしょう。小泉首相は「国際貢献」と口にはしますが、それは難民を受け入れるという「国際貢献」ではないようです。







アクセス解析
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by pace2005 | 2005-01-21 01:01 | とんでもない人達

公開質問状


自民党幹事長代理 安倍晋三様



NHKの番組改変をめぐって、先週来、安倍氏ら政治家によるNHK番組内容
への介入、政治圧力が大きな問題になっております。この問題が浮上して以
来、安倍氏は数々のテレビ番組に登場され、発言を続けられていますが、発言
内容について私たちは多くの疑問を抱き、矛盾を感じております。その疑問に
お答えいただきたく、以下、公開質問状という形をとって質問をいたします。


<2001年1月29日のNHK幹部との面会に関して>

1、 あなたは、2001年1月29日にNHKの幹部職員ならびにNHKの「私の知
らない人」に会ったことを認めています。1月29日に会ったことについては
「日程表を見たから間違いない」と話していますが、?何時から何時までの面
会だったのか、?会ったのは何人で、?それが誰であったのか、?アポをとった
NHKの職員とは誰だったのか、日程表や記録に基づき正確にお答えください。

2、 1月29日に、NHK幹部の?「誰から」、?どのような「説明」がなされた
のか、その内容をお答えください。

3、 また、この日の面会は「私が呼び出したのではない。NHK側からやって
きて、予算の説明の後で、番組について向こうから説明したのだ」と話してい
ますが、なぜ、NHK幹部が安倍氏に番組放送前に「説明」しなければならな
かったのでしょうか。「説明」するということは、事前に何らかのコンタクト
があったのではないのでしょうか? その日以前に何のコンタクトもなけれ
ば、わざわざNHKが「説明」に行く理由はありません。このことは、あなた
が1月29日以前にも番組の内容に関して何らかの「意見」をNHKに伝えてい
たことを窺わせます。この点について、真実を隠さず、明確にお答えください。

4、 1月29日は、紛れもなく放送前です。放送前に番組の内容について、な
ぜ、あなたは知っていたのでしょうか。あなたは「当時、永田町で話題になっ
ていた」と話していますが、「永田町」とは具体的に誰を指しているのでしょ
うか。放送されてもいない番組の内容を知ることになったいきさつを、事実に
沿って正確にお答えください。


<NHK番組への政治圧力に関して>

5、あなたは、1月29日にNHK幹部に対して、「公平・公正にやってください
と言っただけ。圧力ではない」と話していますが、このことはその番組を「公
平・公正ではない」と考えていたことになります。それでは、何が「公平・公
正」ではなかったの でしょうか? その点を明確にお答えください。

6、 あなたは中学歴史教科書の「慰安婦」に関する記述を問題だと考える「日
本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」(代表中川氏)の元事務局長をつ
とめ、「慰安婦」問題に対し否定的な立場をとっていました。しかも2001年1
月当時に官房副長官という要職にありました。そのあなたが放送直前にNHK
の幹部らに接触し、特定の番組について「公平公正に」と「意見」を言ったこ
と自体が番組への「政治的な圧力」だと考えないのか、その点について、明確
に見解を示してください。

7、 日本政府の中枢にいたあなたが、番組放送直前にNHK幹部に言った「意
見」を「圧力ではない」と思っていたとしても、通常はこのようなことを「政
治家による圧力」だと言うのです。あなたが認識されている「圧力」とは何
か、お答えください。あなたに面会したNHK幹部は永田町から帰った後、制
作現場に「業務命令」としてカットを命じました。その結果、番組放映直前に
2回にわたって4分間、被害者の証言や3場面がカットされました。これは「政
治家による介入」そのものではないでしょ うか。

8、あなたは、1月29日の時点で、番組に秦郁彦氏のコメントが挿入されたこ
と、秦氏へのインタビュー撮影のアポが1月26日に取られたことなど、番組内
容の詳細を知り、それをテレビで発言していますが、このことは「いつ、どこ
で、誰から、どのような経緯で知ったのか」お答えください。


<女性国際戦犯法廷及び松井やよりさんに関して>

9、あなたは、女性国際戦犯法廷と松井やよりさんについて、事実無根の数々
を幾たびか話しています。例えば、「被告人弁護がない」「松井やよりさんが
法廷のはじめに、会場を九段会館にしたのは悪の根源である皇居に一番近いか
ら決めたと聞いている」などです。これらが事実無根であることは先に送った
書面で指摘した通りですが、このような事実に基づかない情報を、「いつ、ど
こで、誰から」聞いたのでしょうか。また事実関係を確認しないまま、テレビ
という媒体を通して一般市民に誤解をばら撒いたことは、女性国際戦犯法廷や
主催団体である国際実行委員会に対する重大な名誉毀損です。これについてど
う考えますか。お答えください。

10、先にお送りした女性国際戦犯法廷をめぐる数々の事実歪曲について、私た
ちは訂正、謝罪を求めています。それについては「いつ」表明していただけま
すか。

あなたは、当時番組担当デスクだったNHKの長井暁さんに説明責任があると
言っていますが、少なくとも1月29日の事実関係についての説明責任は安倍晋
三氏にあります。上記10点につき、即刻、事実を隠蔽することなく、正確に明
確にお答えいただき ますよう、お願い致します。

私たちはこの問題は日本国憲法に保障された「表現の自由」「言論の自由」へ
の重大な侵害であると考えています。このことは、ひいては国民の「知る権
利」を脅かすものであり、日本の民主主義の根幹をも揺るがす重大な事件で
す。あなたが誠実に真実を国民、市民の前に明らかにされることを、強く願っ
ています。
 
なお、以上の質問につきましては、1月25日までに回答をいただきますよう、
お願い 申し上げます。


2005年1月20日
「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク
(VAWW-NETジャパン)
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by pace2005 | 2005-01-21 00:47 | 自由と民主主義

安倍晋三氏の事実歪曲発言について

今回自民党の安倍晋三氏と中川昭一氏によるNHKの番組への政治介入が問題になっていますが、それについて当事者である「 戦争と女性への暴力日本ネットワーク」より声明が発表されました。

しかし例によって日本のマスメディアはこの発表を黙殺するという異様な状況にあります。いかに我々は権力と癒着したメディアから情報を遮断されているのか、改めて気づかされました。そこで今回はその声明を、役割を果たす事をしないメディアに代わって、ここに掲載いたします。

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安倍晋三氏の事実歪曲発言について

マスコミ、関係者各位

戦争と女性への暴力日本ネットワーク (VAWW-NET Japan)

このたび、政治家によるNHKの番組介入が問題になっており、「政治家」として 名前が上がっている安倍晋三氏と中川昭一氏が、複数のメディアを通じてコメント、 または発言を行っています。

中川氏は国内不在ということもあり、彼の発言の多くに 触れることはできませんが、安倍氏はこの間、頻繁にマスコミに登場し発言を行っています。その中で、安部氏は、 女性国際戦犯法廷の事実関係について重大な事実歪 曲、誹謗・中傷を続けていますが、それに対してマスメディア側は知識不足、勉強不足のためほとんど事実の間違いを指摘することができず、そのまま一般市民に垂れ流されているという状況にあります。

 歪曲された事実があたかも真実であるがごとく日本の市民の皆様に伝わっていくことは、女性国際戦犯法廷と「法廷」を主催した国際実行委員会の名誉を大きく傷つけるものであり、何より「法廷」に正義を求めて被害8カ国から参加された 64名の被害 女性の尊厳を甚大に侵害するものです。

「法廷」には世界三十カ国以上から約400名 が参加し、三日間の審理にはおよそ1000人が傍聴し、最終日の判決概要に言い渡しは およそ1300人が傍聴しました。「法廷」の歪曲と侮辱は、こうした多くの人々に対しても許されない行為です。

安倍氏のこうした発言は、自らの行為を正当化するため、番組で取り上げた女性国際戦犯法廷自体を貶めることで世論を味方につけようとしているものです。問題の論点のすり替えが「法廷」の事実歪曲をもって行われていることは、今回の事件の真相を 明らかにする上でも大変問題であり、このことは、真実を明らかにする上で危険な流れであるといえます。

マスコミの皆様には問題の核心(番組に対する政治家の介入)を見失うことなく真実を明らかにし、ジャーナリズムの役割を果たしていただきたく存じます。そのためには女性国際戦犯法廷の事実関係を正確に理解して頂くことは重要、不可欠なことであると考え、皆様に正確な事実を知っていただくため、ここに安倍発言の間違いを指摘いたします。

※以下に示す安倍氏の発言は、「報道ステーション」(1/13放送)、
「ニユース23」 (1/13放送)、「サンデーモーニング」(1/16放送)、
「サンデー・プロジェクト」 (1/16放送)などにおける発言、及び安倍氏が出したコメントに基づいています。


1、「被告と被告側の弁護人がいない」

⇒ 女性国際戦犯法廷は、「日本国家の責任」を問うため、開催2ヶ月前に全裁判官の名前で、当時首相であった森嘉朗氏に被告側弁護人(被告代理人)の出廷を要請し た。しかし、開催直前になっても何の応答もなかった。従って裁判官は「アミカスキュリエ」(法廷助言人※)という形で被告側の弁護を取り入れた。「法廷」では3名の弁護士がアミカスキュリエとして被告側主張を行い、「慰安婦」問題についての日本政府の立場や主張を明確に紹介し、被告が防御できない法廷の問題点を法廷のなかで指摘した。

※Amicus Curiae 裁判所の求めに従い、裁判所に対し事件についての専門的情報または意見を提出する第三者。英国の制度で、弁護人がいない場合、市民の中から弁護人 を要請できるという制度。


2、「裁判自体とんでもない模擬裁判。模擬裁判ともいえない裁判」

⇒ 女性国際戦犯法廷は「模擬裁判」ではなく権力を持たない市民の力によって実現した国際的な民衆法廷である。法廷に出廷した被害証言者も、加害証言者も、被告人 も、判事も、すべて“実在する/した”人物であり、「法廷憲章」作成という手続き を踏んで、 膨大な証拠資料と証言に基づいて当時の国際法を適用して裁いた民衆法廷だった。

「国家の法廷」のように「国家」に権威の源泉があるのではなく、大国やエリートの道具だった国際法を市民の手に取り戻し、被害者を置き去りにしない正義の実現を目指し、「国家の権威から無縁」であることによって得られる「普遍的正義」 を明らかにしようと、民衆法廷の開催を決意した。本法廷の意義はここにあるといえる。

「法廷」は、権力をもたない市民の力で、「慰安婦」被害者に被害をもたらした加害者と加害事実を明確に示し、その責任を当時の国際法により明らかにした。繰り返すが、女性国際戦犯法廷は民衆法廷であり、模擬法廷ではない。1999年に国際実行委員会を結成。ソウル会議、上海会議、マニラ会議、台北会議などでどのような「法廷」にするのか議論し、準備を進めていった。

まず着手したことは 「法廷憲章」(前文と十五条の条文から成る。※1)の制定であった。「法廷」は 「法廷憲章」に基づき、立証と共に各国の被害者の証言や元日本兵の証言、専門家証 言などを行い、膨大な証拠資料や宣誓供述書を提出し、それに基づいて判決が下された。

判決は2001年12月4日、オランダのハーグで言い渡された。判決は1094パラグラフ (英文265ページ)にわたる膨大なもので、この判決は日本だけでなく世界の国際法や人権に取り組む専門家、学者たちからもレベルの高さが評価されている。

女性国際戦犯法廷の開催については、国連人権委員会特別報告者クマラスワミ報告書 にも引用(※2)された。

また、2003年に発表されたILO条約適用専門家委員 会所見は、「女性国際戦犯法廷」 について、より詳細な引用と解説を行った。

また、「法廷」は、国際刑事裁判所(ICC、1998年ローマで設立合意、2003年から オランダ・ハーグで始動)に先駆けて、戦争と武力紛争下の性暴力に対して果たすべ き役割を明らかにした世界史的にも意義ある試みであった。

※1「法廷憲章」は、前掲のVAWW-NET Japan編
  『女性国際戦犯法廷の全記録』 緑風出版、27~32頁を参照。
※2 2001年。「武力紛争下において国家により行われた、または容認された  女性に対する暴力報告書(1997-2000)(E/CN.4/2001/73)」


3、「主催者である松井やより」

⇒ 女性国際戦犯法廷の主催は松井やよりではない。主催は国際実行委員会であった。国際実行委員会は日本と被害国(6カ国)、国際諮問委員会(第三国から国際法の専門家6名が委員)で構成され、それぞれの代表者で共同代表が構成された。松井やよりは日本の代表として共同代表の一人であった。


4、「裁判を始める時、主催者の松井やよりさんが、裁判の会場を九段会館に決めたのは悪の根源である皇居に一番近いからだと明言した」    

⇒ 女性国際戦犯法廷の初日、まず、国際実行委員会の共同代表3人松井やより、尹貞玉、インダイ・サホール)が挨拶した。「裁判を始める時」というのはこの時の挨拶を指していると思われるが、松井はそのような発言は全く行っていない(※)。

※VAWW-NET Japan編『女性国際戦犯法廷の全記録』緑風出版、38~39頁
を参照。ちなみに九段会館を会場にしたのは、1000名規模の人が集まれる会場と、300名規模 の宿泊ができる施設が併設していたからであり、予約を快く了承してくれる施設はここだけだった。 


5、「最初から結論ありきはみえみえ」

⇒ 女性国際戦犯法廷は民衆法廷といっても、世界の五大陸から選ばれた世界的に信頼の高い国際法の専門家や旧ユーゴ国際刑事法廷の裁判官ら(※1)によって、当時の国際法を適用して、被害者・専門家・元軍人の証言や膨大な証拠資料(日本軍・日本政府の公文書等を含む証拠文書)に基づき厳正な審理を経て、判決が出されたもの である。

判決は、まず2000年12月12日に「認定の概要」が公表され、一年の休廷を経て2001年 12月にオランダ・ハーグにて「判決」が下された(※2)。主催者に対しても「認定の概要」および「判決」は発表まで全く知らされず、「結論先にありき」という発言 は根拠なき誹謗中傷であり、「法廷」の事実に基づかない。また、旧ユーゴ国際刑事法廷で裁判長をつとめたマクドナルド氏などの本法廷の裁判官たちの名誉を著しく傷 つけるものである。


※1 <裁判官> 
ガブリエル・カーク・マクドナルドさん(アフリカ系米国女性/旧ユーゴ国際刑事法廷の前所長)、クリスチン・チンキンさん(イギリス人女性/ロンドン大学国際法教授)、カルメン・マリア・アルヒバイさん(アルゼンチン/アル ゼンチンの判事/2001年国連総会で、旧ユーゴ国際刑事法廷の判事に選出/現国際刑事裁判所判事)、 ウィリー・ムトゥンガさん(アフリカ人男性/ケニア人権委員会委員長)、インド人男性の裁判官は病気のため欠席

※2 <判決文全訳>に関しては、VAWW-NET Japan編
『女性国際戦犯法廷の全記録 』緑風出版を参照。


6、「(女性国際戦犯法廷)は謀略。当時、拉致問題が問題化しているなかで、北朝 鮮を被害者の立場にすることで、この問題の鎮静化を図ろうとしていた。大きな工作 の中の一部を担っていた」

⇒ そもそも拉致問題が問題化したのは2002年9月17日の日朝首脳会談以後のことで、「法廷」が開かれたのは2000年12月である。2000年12月時点で表面化していない
拉致問題の鎮静化を図るため、北朝鮮を被害者の立場にした工作活動の一環として 「法廷」を開催したなどというのは、 事実無根の誹謗・中傷である。日本は朝鮮半島を植民地として支配したが、 朝鮮人女性は植民地支配の一環として日本軍の「慰安婦」にされたのである。

しかし、日本は北朝鮮に対しては2000年当時いかなる意味でも謝罪・補償をしていない。そのため「法廷」の主催者である国際実行委員会が被害国検事団への参加を呼びかけたのであり、 その呼びかけに応じて北朝鮮が参加した。その参加のし方は、他の被害国各国と同じである。


7、「検事に北朝鮮の代表者が二人なっている。工作活動していると認定されている人たちを裁く側として登場させているというのも事実」

⇒ いうまでもなく“裁く”のは「検事」ではなく裁判官。安倍氏の発言は事実と法常識を逸脱している。念のため、女性国際戦犯法廷の検事について 補足する。

まず、 被害国を代表した首席検事はアフリカ系米国女性のパトリ・ セラーズさん(旧ユーゴ とルワンダの国際戦犯法廷のジェンダー犯罪法律顧問)と、オーストラリアのウスティニア・ドルゴポルさん(国際法学者/国際法律家委員会のメンバーとして、「慰安婦」問題について調査し、勧告をまとめた)。

次に、そもそも北朝鮮検事団というのは存在しない。2000年6月の南北首脳会談 (金大中大統領=当時と金正日軍事委員会委員長)をきっかけに、北朝鮮と韓国は一つとなって「南北コリア検事団」(韓国から5人、北朝鮮から4人、計9人で構成)が 結成された。

南北コリア検事団長は韓国の検事(朴元淳)であった。安倍氏に「工作員」と名指しされた黄虎男氏は、 2000年当時「従軍慰安婦」・太平洋戦争被害者補償 対策委員会の事務局長であった。なお、「法廷」には各国から検事団が参加した。南北コリア(韓国と北朝鮮)だけでなく、ほかに中国、台湾、フィリピン、インドネシア、日本も検事団が参加した。検事団は組まれなかったが、オランダ、東チモールからも被害者の証言が行われた。(マレーシアはビデオ証言)


■補足
番組の中の秦郁彦コメントについて

・ 番組は、秦郁彦氏を「法廷に参加した歴史家」と紹介しているが、秦氏は三日間 の審理を傍聴してはいない。彼が参加したのは最終日の判決概要の言い渡しだけ。従って、発言内容は事実誤認が見られ、秦氏の歴史認識と法廷の事実関係が混同し、誤った事実を視聴者に伝える内容があった。
・ 一事不再理を主張しているが、「慰安婦」制度については東京裁判では裁かれていない。女性国際戦犯法廷は民衆法廷であるが、位置づけは東京裁判の継続裁判。



以上、安倍氏の発言の事実関係の誤りをいくつか取り出して指摘しましたが、 更に正確、詳細にお知りになりたい場合は、『女性国際戦犯法廷の全記録』 (※審理の記録)『女性国際戦犯法廷全記録』(※起訴状、判決全文掲載)などを参照してください。

※この2冊は共に緑風出版から刊行されています。ちなみにこれは全6巻シリーズの一部であり、このシリーズは出版社としては名誉ある梓賞を受賞しました。

皆様が論点をずらされることなく、事実誤認の情報にとらわれることなく、政治家の番組介入の問題を正面から取材し、真実が明らかにされるまで、いかなる政治的圧力 に影響されることなく、屈することなく、真実と正義を追求していただきますことを、心から願っております。

2005年1月17日

「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク
 (VAWW-NETジャパン)
■■■■■戦争と女性への暴力日本ネットワーク(VAWW-NET Japan)
Violence against Women in War-Network Japan

112-0003 東京都文京区文京春日郵便局局留
 TEL/FAX 03-3818-5903
 E-mail vaww-net-japan@jca.apc.org

★戦後60年に、日本軍性奴隷制の解決を求める
国際署名にご協力を!
http://www1.jca.apc.org/vaww-net-japan/signature/index.html

http://blog.melma.com/00126388/20050117133715』(2005/01/17 18:37)
■■■■■
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by pace2005 | 2005-01-20 01:32 | 自由と民主主義